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此岸ヲ夢想シ彼岸ヲ憂ヒ
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2006/06

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2006/06/01

妖斬糸

:: Queer Codes ::

「お命頂戴っ!」
「ふっ!甘いわっ!奥義・妖斬糸呪縛っ!」
「何だっ!拙者を取り囲むように妖しげな無数の糸がっ!」
「うかつに動かぬが良い…動けば…」
「くっ!」
「…動けば,糸が切れるっ!
「何っ!それでは動けぬではないかっ!

馬鹿二人.

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/01 - 07:53 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/06/06

3匹の子豚

:: Queer Codes ::

あるところに3匹の兄弟子豚がいたの.
その兄弟は,独り立ちして,それぞれ家を作ることになったの.

一番上の,お兄さん子豚は楽をしてわらの家を建てたんだけど,
やってきたオオカミの鼻息で飛ばされてしまったの.

お兄さん子豚は真ん中の子豚の家に逃げ込んだの.
真ん中の子豚の家はしっかりした木の家だったけど,
あっさりオオカミに火をつけられたの.

困った2匹の子豚は末の弟子豚の家に逃げ込んだの.
末の弟子豚の家は,立派な石造りの要塞で,
石弓を装備してあって,中にはトラップが張り巡らされていたの.

もちろん,オオカミは木っ端微塵よ.

教訓.こんな風に,豚は悪魔の作った動物だから食べてはいけない.

イスラム教のお話だったのかっ!?

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/06 - 20:09 | コメント (3) | トラックバック

 

2006/06/12

午後の紅茶

:: Queer Codes ::

「最近,紅茶にハマっていてさ.」
「じゃあ,お勧めは?」
「ダージリン.あのパリパリとした食感が良いね.」

…パリパリ?

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/12 - 22:32 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/06/14

やる気スイッチ

:: Diary-like ::

チャイムが鳴ったので,玄関のドアを開けると,
セールスマンが立っていた.

 「スイッチいかがですか?」

スイッチを売ると言う.

 「スイッチ…って,スイッチですよね?」

よく分からないので,聞いてみた.

 「はい,スイッチです.いろいろそろってますよ.」

なるほど.スイッチを売るのか.納得した.

 「どんなのが人気ですか?」

 「そりゃ,もちろん,自爆スイッチ.」

 「…いらないです.ええと,何かこう,役に立つのって?」

 「じゃあ,これなんか.」

そういって,セールスマンが取り出したのは,
手のひらの半分ほどの大きさの水色のスイッチだった.

 「やる気スイッチです.試しに押してみます?」

 「いいんですか?」

 「いいですよ.ただし,試供品ですので,隣の家の人がやる気を出しますが.」

 「では,遠慮なく.」

ポチっとな,とスイッチを押すと,隣の家から奇声が聞こえた.

 「ひゃっほーーーい!」

そして,寝たきりだったはずのとなりのおじいちゃんが飛び出していった.

 「すごいですね.」

 「すごいでしょ?効果は1回だけだけど,これで1000円ポッキリ.」

 「あ,じゃあ1つください.」

こうして私は水色のやる気スイッチを手に入れた.
それが,昨日の話である.

そして,今朝,天気予報を見ていると,雨だという予報だった.
雨の日はみんな,やる気がでないものだろう.
そこで,さっそくやる気スイッチを押してみた.
ポチっとな.

すると,テレビの中の気象予報士さんが

 「ひゃっほーーーい!」

と奇声をあげて,走り去っていった.

すごい効果だった.
ちょっと嬉しかった.

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/14 - 20:49 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/06/16

擬音語の怪

:: Queer Codes ::

「お前なんかメタメタのギタギタにしてやるっ!」
「良い度胸だな!こっちこそお前をングングングのプハーーッ!にしてやる.」

…えっ!?

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/16 - 21:28 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/06/19

タロウとジロウ 001

:: Queer Codes ::

「オレはタロウ.転んでもただでは起きない男だ.」
「ボクはジロウ.転ぶとき独りでは倒れない男だ.」

迷惑だ.

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/19 - 19:08 | コメント (1) | トラックバック

 

Software:更新のお知らせ

:: Notice ::

思うところがあり,フリーソフトウェア作家としての活動を再開しようと思っております.

そこで,手始めに,昔,別の名義で作成したソフトウェアを「司」名義に移し,softwareにて再公開しました.
ついでにバグがあったソフトについては,ある程度修正を加えております.

紹介ページやサポートの再開も近々行ない,また,そのうち新規にソフトウェアを開発することも考えております.

とは言え,忙しいのでなかなか作業が進まないとは思いますが,気長にお付き合いくだされば幸いです.

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/19 - 22:48 | コメント (1) | トラックバック

 

2006/06/22

タロウとジロウ 002

:: Queer Codes ::

「オレはタロウ.オレが怒れば,みんな怯えるぜ.」
「ボクはジロウ.ボクが笑えば,みんな怯えるぜ.」

どんな笑いだ.

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/22 - 07:57 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/06/27

朝の情報番組

:: Queer Codes ::

「…以上,今朝のニュースでした.お知らせの後は,天気と今日の運勢です.」

「それでは,天気と今日の運勢です.牡羊座のあなたはレジャー運が好調.何処にいっても晴れるでしょう.牡牛座のあなたはむらのある運気.雨時々曇りの天気に一日中悩まされるでしょう.双子座さんは…」

同時かよっ!

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/27 - 07:27 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/06/28

正体不明

:: Encyclopedia ::

【正体不明(shoutai fumei)】

酒を飲みすぎて正常な状態でなくなったときに,その状態を指して「正体を失った」というように,正体とは「正常な状態」のことを言う.即ち,正体不明とは,その人が正常な状態かどうか,他の人からは判断できないことを意味する.言動は一見すると正常なように見えて,仮面をつけたり,派手な服を着たり,逆にきわどい格好をすることで正常でない可能性を示す傾向が正体不明の人物には多くの場合に共通してある.一般的に,物語等では,このような正体不明の登場人物はストーリーの鍵を握る非常に重要な人物であるが,これは,正常に見えつつも,時として常軌を逸した行動をとるという特徴のある正体不明の人物が,話の流れを大きく変化させるのに都合が良いため,伝統的にそのような話の組み立て方の定石が確立されてきたからに他ならない.物語の中だけでなく,日常生活においても,酒を程よく飲んで,正体を失う一歩手前の正体不明の状態になった者(注)は,微妙な発言や行動で周囲を混乱に落としいれ,人間関係の構造を変えるという特性を持つが,これも,伝統的にそのような処世術が確立されてきたからに他ならないのである.

(注)では,物語の正体不明な登場人物が程よく酒に酔った結果として正体不明なのかというと,そんなことはない.彼らは,多くの場合に,自分に酔って正体不明なだけである.

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/28 - 07:30 | コメント (2) | トラックバック

 

2006/06/29

タロウとジロウ 003

:: Queer Codes ::

「オレはタロウ.優しさのやの字もないほど,非情な男だ.」
「ボクはジロウ.情けにないの字を追加するほど,非情な男だ.」

ソレ,ヒジョウチガウアルヨー.

投稿者 黒澤 司 : 2006/06/29 - 07:32 | コメント (0) | トラックバック